「元気があればなんでもできる」という言葉が、ずっと心に残っている
アントニオ猪木さんの
「元気があればなんでもできる!」
という言葉があります。
若い頃は、その言葉をただ力強い言葉として聞いていた気がします。
でも今の自分にとっては、この言葉はすごく現実的で、本質を突いた言葉です。
なぜなら、自分自身がうつを経験し、そこから少しずつ回復していく中で、
本当に「元気があるかどうか」で人生の見え方が大きく変わることを身をもって知ったからです。
元気があれば、仕事にも向き合える。
人にもやさしくできる。
何か新しいことを始めようと思える。
好きなことを楽しむ余裕も生まれる。
逆に、心や体が弱っていると、
本当は好きなことですら苦しくなることがあります。
だからこそ今の自分は、
「元気をどう作るか」
「その元気の土台をどう守るか」
を、とても大事に考えるようになりました。
元気の土台には、外側と内側の両方がある
元気の土台というと、まず思い浮かぶのは食べ物や睡眠、運動、環境といった外側のことかもしれません。
もちろん、それらはとても大切です。
どんなものを食べるか。
どんな場所で過ごすか。
どれだけ眠れているか。
体をちゃんと動かせているか。
でも、それだけでは足りないとも感じています。
もうひとつ大事なのは、
ストレスとの付き合い方や、メンタルの整え方といった内側のことです。
人は、どれだけ体に良いものを食べていても、
心がずっと張りつめたままでは元気ではいられません。
逆に、少し肩の力を抜いて、自分の気持ちが落ち着いていると、
仕事も生活もずいぶん楽に回り始めることがあります。
THE NICOLEが「幸せは体から」を大切にしているのは、
単に健康志向のお菓子を作りたいからではなく、
心も体も含めて、自分を整えることの大切さを本気で感じているからです。
独立してからの30代で、「頑張ること」の怖さも知った
28歳で独立して、自分のお店を立ち上げました。
当時は若さもあり、とにかく前へ前へという気持ちが強かったと思います。
売上を伸ばしたい。
利益を出したい。
もっと大きくしたい。
多店舗展開もできるかもしれない。
そういうことに精力を注いでいました。
もちろん、それ自体が悪いことだとは思いません。
若い時期に勢いを持って挑戦することは、大事なことでもあると思います。
ただ、その一方で、
大きくすることや、誰かからの評価を得ることに意識が向きすぎると、
知らないうちに自分自身が疲れていくことにも気づきました。
外の評価を追いかけすぎると、自分が消耗していく
お金。
売上。
利益。
周りからどう見られているか。
成功していると思われるかどうか。
そういう外側の評価を追いかけて頑張ることは、
たしかにエネルギーになります。
でも、そのエネルギーは長く続かないこともある。
なぜなら、外の評価は自分では完全にコントロールできないからです。
どれだけ頑張っても思うような結果が出ない時もあるし、
何かを達成しても、また次の目標が出てくる。
そうやって、ずっと走り続けてしまうと、
ある時ふと、心や体が疲弊していることに気づきます。
30代の自分は、そのことをかなり強く経験しました。
そしてその経験が、今の生き方や、お菓子作りの考え方にもつながっています。
40代の今は、自分を大事にすることが結果につながると感じている
40代になって感じるのは、
誰かのために頑張る前に、
まず自分自身を大事にすることがすごく大切だということです。
それはわがままになることではなく、
自分の心と体を守ることが、結果的に仕事にも人間関係にも良い影響を与えるという意味です。
自分を整えることが、心の平穏につながる
自分を大事にする。
自分を整える。
そう聞くと、少し特別なことのように感じるかもしれません。
でも実際は、
無理をしすぎない。
働きすぎない。
ちゃんと休む。
好きなことをする。
体を動かす。
気持ちが苦しくなる前に立ち止まる。
そういう当たり前のことを、ちゃんと自分にしてあげることだと思います。
それができると、心の平穏が保たれやすくなります。
そして不思議なことに、心が整うと、仕事もうまく回ることが多い。
仕事を大切にするためにも、
まずは自分の土台を整える。
今の自分は、それが一番大事だと感じています。
仕事もプライベートも、できるだけストレスをかけすぎない
働き方もそうです。
自分の生き方そのものもそうです。
「頑張ること」が悪いわけではありません。
でも、頑張り方を間違えると、自分をすり減らしてしまう。
だから今は、できるだけ無理のない働き方を考えるし、
仕事もプライベートも、できるだけストレスをかけすぎないように意識しています。
それは楽をしたいという意味ではなく、
長く続けるために必要な整え方だと思っています。
せっかく自分の店を持ったのなら、
自分が楽しめる職場でありたい。
自分が楽しめる人生でありたい。
その感覚は、年齢を重ねるほど強くなってきました。
お菓子作りも、できるだけ罪悪感を持たせないものを目指したい
THE NICOLEを始めた当初から、
できるだけ罪悪感を持たせないようなスイーツを作りたいという思いがありました。
それは今、ますます強くなっています。
ケーキは甘いもの。
砂糖をたっぷり使うもの。
それはある意味、当たり前のことかもしれません。
そしてお菓子作りにおいて、
脂肪分の高さや糖分の高さは、作業を安定させたり、美味しさを作る大きな要素でもあります。
でも、その一方で、
本当にそれだけが答えなんだろうか、とずっと考えてきました。
素材そのものの美味しさを、もっと大切にしたい
フルーツは、そのまま食べても美味しい。
素材そのものに、すでにちゃんと美味しさがある。
だったら、お菓子も同じように、
素材の持っている良さをもっと活かす方向があっていいのではないか。
そう思うようになりました。
甘さを重ねて押し切るのではなく、
脂肪分で満足感を作りすぎるのではなく、
できるだけ素材そのものの美味しさを届けたい。
それが、今の自分のお菓子作りの軸のひとつです。
自分が食べたいものを、自分の手で作りたい
お菓子を作る時、いつもどこかで考えていることがあります。
自分が食べるなら、どんなものを食べたいだろう。
人に食べてもらうなら、何を提供したいだろう。
もちろん、誰かに喜んでもらいたい気持ちはあります。
でも、今の自分はそこを一番最初には置いていないかもしれません。
まずは、自分の中で安全だと思えること。
自分の中で美味しいと思えること。
自分が納得できること。
そこを追求していった先に、
「それ、いいですね」と共感してくれる人に届けたいと思っています。
無理に広く合わせるのではなく、
自分が本当にいいと思えるものを、飾らずに表現する。
それが、今のお菓子作りの姿勢です。
飾らない自分で、お菓子作りも生き方も表現していきたい
今の自分は、仕事だけを頑張る人生よりも、
仕事もプライベートも大切にしながら、心身ともに健康でいられる生き方をしたいと思っています。
それは「頑張らない」ということではなく、
ちゃんと続けられる形で、自分の人生を作っていくということです。
自分の店だからこそ、自分の生き方を表現したい
せっかく自分の店を持った以上、
誰かに合わせるためだけではなく、
自分の価値観をちゃんと表現できる場所にしたい。
自分が楽しめる仕事。
自分が無理なく続けられる働き方。
自分の心と体を大切にできる生き方。
そういうものを、お菓子作りやお店のあり方を通じて表現していきたいと思っています。
だからTHE NICOLEにとって「幸せは体から」という言葉は、
ただのキャッチコピーではありません。
自分の経験から生まれた考え方であり、
働き方にも、生き方にも、お菓子作りにもつながっている言葉です。
まとめ:体を整えることが、仕事も人生も整えてくれる
元気があればなんでもできる。
その言葉の意味を、うつを経験した自分はとてもよくわかります。
だからこそ今は、
まず体を整えること。
そして心を整えること。
その土台を大事にすることを、何よりも大切にしています。
THE NICOLEが「幸せは体から」をコンセプトにしているのは、
体を整えることが、結局は仕事もプライベートも、自分の人生そのものも整えてくれると感じているからです。
お菓子作りも、働き方も、生き方も。
すべてはつながっている。
その中で、自分が本当に良いと思えるものを、
これからも飾らず、丁寧に表現していきたいと思っています。
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【THE NICOLE 店舗情報】
京都・堀川商店街の洋菓子店
THE NICOLE(ザ・ニコル)
「幸せは体から」をコンセプトに、
甘さや脂肪分を抑えた、体にやさしいスイーツをお届けしています。
ふんわりしっとり食感のシフォンケーキや、誕生日ケーキ、焼き菓子など、
日常のおやつから贈り物まで、心に残るお菓子作りを大切にしています。
日本一走るパティシエとして、
仕事も人生も楽しみながら、お菓子を通して小さな幸せを届けています。
〒602-8243
京都府京都市上京区奈良物町481 出水団地318
営業時間:10:30〜16:00
定休日:月・火
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