ヴィーガンケーキというと、
「軽い」「ヘルシー」「罪悪感が少ない」
というイメージで語られることが多いと思います。
でも、僕が目指しているのは、
「軽いけど、ちゃんと満足感があるケーキ」
です。
今回は、そんな“重くならない満足感”をどうやって作っているか。
そして、ランニングやトライアスロンとどう付き合っているか。
そのあたりの話を書いてみます。
「軽い」の先にあるもの——“ちゃんとした一口目”
ヴィーガンケーキを試したことがある方から、
こんな感想を聞くことがあります。
- 「たしかに軽いけど、なんか物足りない」
- 「ヘルシーなんだろうけど、ケーキとしての満足感が薄い」
僕も最初に試作していた頃は、
まさにこの壁にぶつかりました。
- 動物性を抜く
- 砂糖や脂質も抑える
これだけだと、たしかに“軽さ”は出ますが、
「一口目の“おっ”という感覚」 が弱くなりがちです。
そこで意識しているのが、
- 食感
- 香り
- 余韻
この3つです。
食感・香り・余韻でつくる「重くないのに満足するケーキ」
食感:ふんわり+しっとりのバランス
第2話で触れたように、
米粉・アーモンドプードル・大豆粉、
そしてさつまいもたちを組み合わせることで、
- ふんわり
- しっとり
- 口の中でなめらかにほどける
そんな食感を目指しています。
「軽いけど、スカスカではない」
このラインをいつも探りながら、配合を決めています。
香り:素材で香らせる
バターや生クリームのような“わかりやすいコク”がない分、
香りの設計 がとても大事になります。
- 波照間島の黒糖の香り
- 有機メープルシロップの香ばしさ
- ローストしたナッツや米粉の香り
- さつまいもそのものの甘い香り
こういったものが重なって、
一口目から「お、ちゃんとケーキだ」と思ってもらえる香りになるように意識しています。
余韻:食べたあとに、もうひと口ほしくなる感じ
甘さをドーンと強くしてしまえば、
“わかりやすい満足感”は出せるかもしれません。
でも僕が目指しているのは、
「食べ終わったあと、もうひと口ほしくなる余韻」
です。
- 口の中に嫌な重さが残らない
- でも、黒糖やメープル、ナッツの香りがふわっと続く
そんな“しつこくない余韻”を意識して、
甘さの強さではなく「キレ」と「残り方」で調整しています。
ヴィーガンケーキとランニングの相性
僕自身、ランナーでありトライアスリートでもあります。
- 練習前
- 練習後
- レース前後
と、食べるタイミングによって、
「どういうケーキなら気持ちよく動けるか」を常に考えています。
ヴィーガンケーキは、その意味で
「運動する人にとってちょうどいい“甘いもの”になれる」
と感じています。
練習前:少しだけエネルギーが欲しいとき
練習前にがっつり生クリームのケーキを食べると、
どうしても胃が重くなってしまうことがあります。
そんなときに、
- 小さめにカットしたヴィーガンケーキをひとかけら
- 豆乳やコーヒーと一緒に
くらいのボリュームで食べると、
- 血糖だけがガッと上がって終わる感じではなく
- ゆるやかにエネルギーを補給している感覚
で、走り出しが楽になることがあります。
(あくまで僕自身の体感ですが、
「練習前に食べてもしんどくなりにくいケーキ」というのは、
ひとつのテーマになっています。)
練習後:ごほうびだけど、“次の日も動ける”ごほうびに
練習後のケーキは、ごほうびそのものです。
ここはもう、遠慮せず楽しんでいい時間だと思っています。
ただ、
- 次の日も朝から動きたい
- 夜遅い時間帯に食べる
という場合は、
脂質が多すぎるケーキだと、
翌朝まで重さを引きずることもあります。
そんなときに、
- 植物油ベース
- 豆乳ベース
- 白砂糖を使わず、黒糖やメープル中心
のヴィーガンケーキは、
「きちんと甘くて満足するけれど、翌朝の体が重くならないごほうび」
として付き合いやすいと感じています。
日常のおやつとしての“距離感”
ヴィーガンケーキを作っていて感じるのは、
「特別な日だけじゃなく、日常のおやつとしてもちょうどいい」
ということです。
- 仕事の合間のブレイクタイムに
- 夜、ちょっとひと息つきたいときに
- ランやバイクの練習がない日の、純粋なごほうびとして
「ケーキは好きだけど、毎日はちょっと罪悪感が…」
という人にこそ、
「このくらいの軽さと満足感なら、生活の中で無理なく続けられるかも」
と思ってもらえたらうれしいな、と思っています。
「軽いのに満足する」ケーキを、これからも探し続ける
ヴィーガンケーキは、
まだまだ発展途中のジャンルだと思っています。
僕自身も、試作をするたびに、
- もっとこうしたい
- ここをもう少し良くできるはず
という反省点が出てきます。
それでも、ずっと大事にしている軸はひとつで、
「軽いのに、ちゃんと満足できるケーキ」
「制限のある人も、ない人も、同じケーキを囲めること」
です。
第1話・第2話で書いてきた素材の話と、
今回の“満足感”の話を組み合わせながら、
これからも少しずつ、理想のヴィーガンケーキに近づけていけたらと思っています。
第4話では、実際のラインナップや、
「こんなシーンで食べてもらえたらうれしい」という
具体的な楽しみ方 について書いていく予定です。
日常のおやつにも、練習後のごほうびにも。オンラインでお届けしています
ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。
僕がヴィーガンケーキで大事にしているのは、
「軽いのに、ちゃんと満足できる」 ということ。
- 練習前後でも重くなりすぎないこと
- 夜に食べても、翌朝までしんどさを引きずらないこと
- それでも、“ちゃんとケーキを食べた”という満足感があること
そのバランスを目指して、素材や配合を組み立てています。
そんな考え方で作ったヴィーガンケーキは、
お店だけでなく、オンラインストアからもご注文いただけます。
- ランニングやトライアスロンを頑張っている方のごほうびに
- 甘いものは好きだけど、体のことも大事にしたい方に
- 家族みんなで同じケーキを囲みたい、という場面に
「幸せは体から」というコンセプトに共感してもらえたら、
きっと気に入ってもらえると思います。
よかったら一度、
THE NICOLE のオンラインショップのヴィーガンケーキコーナーをのぞいてみてくださいね。

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【THE NICOLE 店舗情報】
京都の洋菓子店「THE NICOLE(ザ・ニコル)」
ふんわりしっとり食感にこだわったシフォンケーキと、からだにやさしいスイーツをお届けしています。
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営業時間:10:30〜16:00
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