なぜヴィーガンケーキを作ろうと思ったのか。僕が目指す「みんなで同じケーキを囲める世界」

シフォンケーキ

最初に「ヴィーガンケーキ」や「卵・乳・小麦不使用ケーキ」のお店の話を聞いたとき、

正直なところ、僕の中にはモヤモヤがありました。

ヴィーガン・卵乳小麦不使用ケーキのお店で感じた違和感

ヴィーガンケーキや、卵・乳・小麦不使用のケーキを作っているお店の話を伺うと、

よく聞こえてきたのはこんな言葉でした。

  • 「食材の制限が多いので、どうしても作るのが難しい」
  • 「本当に“おいしいケーキ”と言えるかというと…正直悩ましいところもある」

一方で、それを利用しているお客さん側の声を聞くと、

  • 「これしか食べられないから、ありがたい」
  • 「めちゃくちゃおいしい!というより、“食べられるだけでうれしい”感じ」

という言葉が多かったです。

どちらの気持ちも、すごくよく分かります。

  • 作る側は「制限の中で、できる限りのことをしている」
  • 食べる側は「選択肢があるだけでありがたい。ぜいたくは言えない」

でも、そのどちらの奥にも、

「どこかで我慢している感覚」 があるように感じました。

「これしか食べられない」という言葉の重さ

アレルギーがある人や、動物性食品を控えたい人にとって、

「これしか食べられない」という状況は、本当に切実です。

  • みんなが美味しそうにケーキを食べている場で、
    自分だけ別メニューになる
  • 選択肢がほとんどなくて、
    「味はふつうだけど、食べられるだけでありがたい」と自分に言い聞かせる

そういう場面を、実際にお客さんの話から何度もイメージしました。

作り手も頑張っている。

お客さんも感謝している。

それでもどこかで、

「本当に“おいしい”と言い切れるケーキになっているんだろうか?」

「我慢や“仕方ない”で終わってしまっていないだろうか?」

そんな疑問が、僕の中にずっと残りました。

低甘味・低脂肪ケーキ作りで培ってきたもの

僕自身はこれまでずっと、

低甘味・低脂肪のケーキ作り に取り組んできました。

ケーキを作るうえで、

  • 油分
  • 砂糖

は、生地をしっとりさせたり、なめらかにしたり、

風味を豊かにするために、とても大切な要素です。

それをあえて抑えるというのは、

お菓子作りにおいては、ある意味「ハンデ」を背負うようなものです。

でも、その中で僕が学んできたのは、

「砂糖と油を減らしても、“おいしさそのもの”は工夫次第で作れる」

ということでした。

  • 卵そのものの風味
  • 小麦粉やナッツの香り
  • 紅茶・抹茶・フルーツが持つ自然な香りと甘さ

そういった 素材の持ち味を最大限に引き出すこと で、

低甘味・低脂肪でも「ちゃんとおいしいケーキ」を作ることができる。

これは、長年の試行錯誤の中でつかんできた感覚です。

「自分ならヴィーガン・卵乳小麦不使用ケーキも作れるのでは?」と思った理由

そんな背景があったからこそ、

「卵・乳・小麦を使わないケーキや、ヴィーガンスイーツも、

もしかしたら僕なら“我慢で終わらないケーキ”として作れるんじゃないか?」

と、自然に思うようになりました。

  • 卵がなくても、どうやって“ふんわり感”や“コク”を出すか
  • 乳製品がなくても、どうやって口どけや余韻を作るか
  • 小麦粉を使えないなら、米粉やナッツ、他の粉でどう組み立てるか

低甘味・低脂肪ケーキでずっと考えてきた、

「マイナスした分を、素材の魅力と工夫でどう補うか?」

という発想が、そのままヴィーガンケーキにも生きるのではないかと感じました。

[h2] 大事にしたいのは「制限のある人もない人も、同じケーキを囲めること」

僕がヴィーガンケーキや卵・乳・小麦不使用ケーキで一番大事にしたいのは、

食材の制限がある人も、制限がない人も、

みんなが同じケーキを囲んで“おいしいね”と言えること。

「あなたはアレルギーだから、こっちの“特別メニュー”ね」ではなく、

  • 誰が食べても「ちゃんとケーキとしておいしい」
  • そのうえで、たまたま
    「卵も乳も小麦も使っていない」「動物性不使用」になっている

そんなスイーツを目指したいと思っています。

「これしか食べられないから仕方なく」ではなく、

「これが好きだからこれを選ぶ」

そんなふうに選んでもらえるヴィーガンケーキを作ることが、

僕の小さな目標です。

おわりに|第2話からは、実際の試作の話も

今回は、

  • 他店のヴィーガン・卵乳小麦不使用ケーキの話を聞いて感じたこと
  • 低甘味・低脂肪ケーキ作りで培ってきた経験
  • 僕がヴィーガンケーキに挑戦しようと思った理由

を中心に書きました。

第2話からは、

  • 具体的にどんな材料を使っているのか
  • 卵や乳製品の代わりに、どんな工夫をしているのか
  • 試作でうまくいかなかった失敗談

など、もう少し踏み込んだ話を書いていこうと思います。

「ヴィーガンだから」「アレルギー対応だから」と身構えず、

普通のケーキと同じ目線で、

“おいしいかどうか” で評価してもらえるスイーツを目指して。

その第一歩としての、第1話でした。

オンラインストアでも、同じ想いのケーキをお届けしています

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

僕がヴィーガンケーキや卵・乳・小麦不使用ケーキに取り組んでいる一番の理由は、

「制限のある人も、ない人も、同じケーキを囲んでほしい」 という想いです。

お店が近くにない方にも、この想いごと届けたくて、

ヴィーガン対応のケーキも、少しずつオンラインストアに並べていっています。

  • 卵・乳を控えている方
  • アレルギーがあってケーキを諦めていた方
  • 「甘いものは好きだけど、体のことも気になる」という方

そんな方にこそ、一度試してもらえたらうれしいです。

お取り寄せは、当店のオンラインストアからご覧いただけます。

「ヴィーガン」「アレルギー対応」のカテゴリーも作っていますので、

気になる方は、よかったら一度のぞいてみてくださいね。

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【THE NICOLE 店舗情報】

京都の洋菓子店「THE NICOLE(ザ・ニコル)」
ふんわりしっとり食感にこだわったシフォンケーキと、からだにやさしいスイーツをお届けしています。

〒602-8243
京都府京都市上京区奈良物町481出水団地318
営業時間:10:30〜16:00
定休日:月・火

▶オンラインショップはこちら
https://nicolesweets.theshop.jp/

▶ホームページはこちら
https://nicolesweets.theshop.jp/

京都の洋菓子店「THE NICOLE」店主・ニコルです。
ふわふわシフォンケーキや体にやさしいスイーツを作りながら、マラソン・トライアスロンにも挑戦している《日本一走るパティシエ》でもあります。
若い頃から心と体について学び続けてきた経験を活かし、「おいしい」「楽しい」「またがんばろう」と思える時間をお届けするのがライフワーク。
ブログでは、お菓子作りのコツはもちろん、走ること・生き方・メンタルのことも、等身大の言葉で発信していきます。

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