シフォンケーキって、シンプルな材料なのに
「ふわふわで感動するもの」と
「パサパサ or ベタッとしてしまうもの」がありますよね。
その差を生んでいるのが、
「配合バランス」と「生地の扱い方」 です。
シフォンケーキは「卵・水分・油」の組み合わせで、軽さもコクもまるで別物になります。
このブログでは、27年間シフォンを焼いてきたパティシエが、「卵黄と卵白の比率」「水分の種類」「米油を選んだ理由」など、家庭でも応用できるポイントをまとめていきます
第1回では、レシピの細かい数字よりも前に知ってほしい
シフォンの“全体像” をお話しします。
シフォンケーキは「配合バランス」で生きてくる
シフォンケーキの材料は、ざっくり言うとこの5つです。
- 卵(卵黄・卵白)
- 砂糖
- 油
- 水分(牛乳・水・ジュースなど)
- 小麦粉(+時々コーンスターチや米粉)
どれも特別な材料ではないのに、
配合の比率が少し変わるだけで、仕上がりがガラッと変わります。
5つの基本材料と、ざっくりした役割
卵(卵黄・卵白)

- 卵黄:コク・しっとり感・色味をつける
- 卵白:メレンゲにして「ふわふわの骨組み」を作る
卵黄が多いとコクは出ますが、重たくなりがち。
卵白が多いとふくらみますが、パサつきやすくなります。
砂糖

- 甘さだけでなく、「保湿」と「気泡を安定させる」役割があります。
減らしすぎると、ふくらみにくくなったり、
焼き上がりがパサパサになりやすくなります。
油

- しっとり感・口どけを良くする、つなぎの役割。
サラダ油・キャノーラ油・コーン油・米油…と種類はいろいろ。
当店では 米油 を使っています。
クセが少なく、軽い口当たりで、体への負担も少ないのが理由です。
水分(牛乳・水・ジュースなど)

- 生地をゆるめてふくらみやすくし、
しっとりさを保つ役割があります。
水だけにするのか、牛乳や豆乳にするのか、
ジュースや紅茶にするのかで、風味も食感も変わります。
小麦粉(+でんぷん・米粉など)

- シフォンの「骨格」を作る部分。
薄力粉・強力粉・米粉・コーンスターチ…
どれをどのくらい入れるかで、
- ふわっと軽い
- もっちり
- 口どけが良い
など、食感のキャラクターが決まってきます。
バランスが崩れると、どんな失敗が起こる?
配合のバランスが崩れると、こんなトラブルが出てきます。
- 卵白が多すぎ → 焼き縮み・パサつき
- 卵黄が多すぎ → ずっしり重くてふくらまない
- 水分が多すぎ → 真ん中だけ生焼け・べちゃっとする
- 水分が少なすぎ → ふくらまず、ボソボソした口当たり
- 油が少なすぎ → 次の日に固くなりやすい
- 粉が多すぎ → 目が詰まって、シフォンというよりスポンジに近い
同じオーブン、同じ型で焼いても、
配合が違えばまったく別のお菓子 になってしまいます。
レシピの数字より前に知ってほしいこと
レシピには「卵○個・砂糖○g…」と数字が並びますが、
大事なのは、その数字の奥にある
「このレシピは、どんなバランスで成り立っているのか?」
という考え方です。
一度その “全体像” を知っておくと、
- 砂糖を少しだけ減らしたい
- 米油を使ってみたい
- 米粉を一部に置き換えたい
というアレンジをするときも、
どこまでなら崩れないか の感覚がつかめるようになります。
次回予告:卵・水分・油をもう少し深掘り
次回の 「シフォンケーキ講座 #2」 では、
- 卵黄/卵白の比率で、どんな失敗が起こりやすいか
- 水 vs 牛乳 vs 豆乳 vs 生クリーム の違い
- THE NICOLE が米油を選んだ理由
などを、もう少し具体的にお話しします。
シフォン作りが好きな方も、
これから挑戦したい方も、
ゆっくり読んでもらえたらうれしいです。
「THE NICOLE のシフォンケーキをお家で」
記事を読んで「シフォンケーキ食べたくなった…」という方へ。
THE NICOLE では、今回お話ししたこだわりの配合と製法で焼いた
シフォンケーキをオンラインショップからお取り寄せしていただけます。
まずは、定番プレーンのふわふわ食感を味わってみてください。
THE NICOLE のシフォンケーキはこちらから↓

――――
【THE NICOLE 店舗情報】
京都の洋菓子店「THE NICOLE(ザ・ニコル)」
ふんわりしっとり食感にこだわったシフォンケーキと、からだにやさしいスイーツをお届けしています。
〒602-8243
京都府京都市上京区奈良物町481出水団地318
営業時間:10:30〜16:00
定休日:月・火
▶オンラインショップはこちら
https://nicolesweets.theshop.jp/
▶ホームページはこちら
https://nicolesweets.theshop.jp/


コメント